フレットすり合わせ

今日はフレットすり合わせをやりました。

まずは現状の確認から。
ネック自体は若干のネジレがありましたが許容範囲内でした。

ひどいのはフレットの高さです。
全体的に不揃いで、12フレットが特に上がっている状態です。

これはフレットの浮きが原因で本来ならフレット打ち直しが一番良いのですが、実習ということでこのまますり合わせします。

とりあえずストレートエッジ↓ で測りながらトラスロッドで指板面を真っ直ぐにしました。


次にフレット頂点をマジックで塗り、削れを見やすくします。


5・6弦を外して400番でサンディングしてボコボコを修正します。

6弦を張り、4弦を外してすり合わせ。
5弦を張り、3弦を外してすり合わせ…と言った感じでやっていきました。
※練習用の教材なので指板マスキングを省略してます。

その後は台形になったフレットを整形します。
台形の上の平らな部分をマジックで黒く塗り、塗ったところが細い線になるよう角を丸くします。
こうするとすり合わせで揃った高さが変わらずに整形できます。


フレットをピカピカに磨いて弦を張りフレットの高さを見たところ、ピッタリ一直線♪
これなら調整前よりも弦高を下げても大丈夫そうです。

フレットの高さがかわったのでナットの調整もしないといけません。
明日はそれと、弦高調整等をしていきたいと思います。

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