ベースセットアップ・他

昨日からの続きでジャズベースのナット作成をしました。

厚さと幅はすでに調整してあるので高さ調整から始めます。
今回はオリジナルのナットがあるのでその高さに合わせました。

削りはベルトサンダーで。
手作業でもできますが、1mm以上削るのはけっこう厳しいです。 (^_^;)
削りすぎないように、垂直・直角を意識しながら削っていきました。

高さ調整後は溝切りです。
ギターと違い、ベースは弦が太いので溝の幅も広くなります。
いきなり弦の太さと同じナットファイルで削ろうとすると中心がずれるのは必須。
ということでまず0.5mmくらいの幅で溝を切り、徐々に広げていきました。

深さはギターと同じく3フレット押弦時に1フレットの隙間が0.2mmくらいになるよう少しずつ削っていきます。
溝が掘れたら両端の角を面取りして丸めて完成です。

その後はピックアップの下にあるウレタンがヘタっていたので新しいものに交換しつつピックアップの高さ調整、サドルの高さ調整、オクターブ調整をして終了しました。


次の作業は先日行ったブリッジ&力木を再接着したクラシックギターです。

力木の剥がれ修理はけっこう難しかったのでちゃんと接着できているか心配でしたが、ノックしても異音がく、鏡で見てみてもきっちりと接着できていたので弦を張りました♪

ブリッジも隙間なく、しっかりと接着されています。
これでクラシックギターの方も修理完了となりました。

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