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ネックリセット

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ブリッジの接着をした後にネックリセットの実習にはいりました。 まず昨日の続きからブリッジの接着です。 クラシックギターのブリッジは接着剤でヌルっとなりやすいので慎重に位置決めします。 締め付けていくとクランプの反力とかでもヌルっとなるのが難しいです。 いい感じで接着できました。 ブリッジの歪みをほぼ修正できたので隙間が無くなりました♪ しっかり乾燥させるために弦張り等は明日にします。 次の課題はネックリセットです。 ネックを一度取外して取付け角度を修正して再接着するという大掛かりなやつです。 とりあえず現状確認します。 弦高6弦側3.3mm、1弦側2.5mm。 ブリッジの高さが3mmほどしかないのでこれ以上サドルを削れないというものです。 張力でブリッジが引っ張られて位置が高くなってます。 強度的に弱いサウンドホール回りに歪みが多くでてます。 ネックの取付角度を調べようにも歪みで平面が出ていません。 とりあえずスケールとサドル頂点の高さを測って取付け角度の計算をしました。 まだ完全に理解していないところがあるので作業には入らず理論を勉強する予定です。

ブリッジ再接着

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ブリッジの再接着をもう一度することにしました。 ブリッジが反った影響で隙間が出来てます。 約1mmほど浮いています。 弦を外してブリッジを取外します。 キズが付かないようマスキングしてジグで慎重に剥がしました。 固い箇所は無理せずに、ジグを温めて作業したり、少量の熱湯を注入したり以前の経験を活かします! かなり綺麗に外すことが出来たとおもいます♪ 水分が残っているのでしばらく乾かすことにします。 その間にペグの交換をしました。 古いペグを外して、 埋め木したり位置決めしたりネジ穴空けをしたりして完了。 昔のギターでペグの間隔が合うものがないとのことでセパレートタイプです。 ブリッジの水分が無くなったみたいなので平面出しをします。 トップ板は問題なく完了しましたが、ブリッジは平面が出る前に削り代が無くなりました。 反りというか捻じれが1mm以上あってこれ以上は削れないので仕方ありません。 それでも以前の状態よりは接着面が増えて音も良くなるはずです。 接着用にマスキングをしたところで時間終了になりました。 明日はブリッジの接着をする予定です。

配線修理x2

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今日は依頼のあった配線修理をやっていました。 1本目の症状はセレクターを切り替えるとたまに音が出なくなるというもの。 すでにセレクターの接触不良と判明していて注文したパーツが届いたので交換しました。 が…フロントピックアップのトーン調整が効かない事態に。 配線の間違いが無いかチェックして問題なしだったのでテスターでチェックしていきます。 すると、5wayセレクターの片方が機能していないことが判りました。 プラスチック密閉型だったのですが、しょうがないので開けて接点部分を調整します。 それからもう一度取付けてチェックしたところ今度はOKでした。 セレクターの初期不良でしたが結構よくあることだそうです。 この他にピックアップの高さ調整をして作業完了、次のに移ります。 こちらの症状はリアピックアップ以外の音がでないとのこと。 こっちもセレクターの接触不良です。 一応内部を掃除しましたが改善せず。 交換が必要なようです。 他に配線を見ているとセンター用のトーンポッドが断線していました。 ナットが緩みグラグラしていたので何かの拍子でハンダが取れたようです。 とりあえず修理箇所をオーナーさんに連絡してどうするか相談します。 依頼の作業が終わった後は塗装剥がれの修理塗装をしたベースの磨きをしていました。 こんどは段差も出ずいい感じです。 写真は撮り忘れましたが、じっくり探さないとわからないくらいには目立たなくなりました♪ 今日の作業はここまで。 明日は多分新しい課題をする予定です。

バインディング付きのリフレット実習完了♪

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オーヴィルレスポールのリフレットがようやく終わりました (^_^;) まず残っていた磨き部分を終わらせました。 黒塗装の磨き方をこれでもかというほど勉強させられた実習でした。 マスキングを剥がして指板にオイルを塗ってクリーニングします。 フロントピックアップを取付けて弦をはります。 ここで先生に見てもらったところ、フレット端に塗膜が残っていることを指摘されました。 これはしたり。 ということで一旦弦を外してべべリングファイルで塗膜を削り落とします。 その後フレットエンドファイルで角を丸くしてもう一度クリーニング。 今度こそ完了です! メインのバインディング付き指板リフレットはすんなりと行きました。 が、補修の塗装で時間を取られる結果に。 鏡面黒塗装は最強に難しいです。 でもこのお陰で塗装技術がだいぶ上達した気がします。

磨き・他

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今日で塗装を終わらそう!と思いましたが終わりませんでした。 ギターの磨きを始める前に依頼のあった配線修理とネック調整をしました。 配線修理の方はリアピックアップの音が出ないというもの。 配線を確認してみるものの断線等はしていない模様でした。 実際に音を出してみると普通に鳴ります。 しばらく色々試して、セレクターを切り替えた際に音が出なくなりました! セレクターの接触不良です。 相談した上でセレクターを交換することにしました。 ということでこちらはパーツの入荷待ち。 次にネック調整です。 順反りのネック調整は特筆するところもなく、すんなりと直線が出てくれました。 まっすぐになった分下がった弦高を調整して、オクターブ調整して終了。 …と思ったのですが若干センターずれなのが気になったので直して、今度こそ完了です。 そしてギター磨き開始です。 まずはペーパーの1000番・2000番で均しました。 ここをいい加減にするとコンパウンドで磨いても傷が消えないということになるのでしっかりと。 その後で液体コンパウンドでキュキュっと磨いていきます。 黒なので7500番まで番手を上げても薄っすらとキズが見えてしまいます。 最終的に9500番で色々工夫しながらに磨いてようやく満足できる仕上がりになりました♪ でもネックからヘッドにかけての部分にキズが残っているところがあります。 明日はこの部分を仕上げていこうと思います。

トップコート塗装

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午前中に大掃除をしてから作業に入りました。 まずは昨日トップコートを吹いたギターの均しです。 薄めの塗膜なので突破しないよう慎重にサンディング。 結果、突破はしなかったのですが小さな穴が出来ているところを見つけてしまいました。 ほんの小さな穴なのでこのまま進めてもいいのですが気になるので埋めることにします。 例のごとくシーラーをチョンと筆塗り。 乾いたあとでもう一度トップコート塗装します。 シーラー乾燥中にベースの作業をば。 トップコートを均してみたところ段差は解消せず (^_^;) もう一度シーラーで埋めることにします。 もう一箇所はバッチリでした。 中央蛍光灯の映り込み部分の右側に修理したところがあります。 じっくり探さないと分からないくらいになったのでこちらは完了です。 ベース作業後、ギターの平面出しをしてトップコート塗装をしたところで作業終了。 明日は磨いて塗装完了の予定です。

片側終了

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片側はひと吹きでいけました♪ 吹き方を工夫した結果、今回は境目がでることはありませんでした。 もう片側は残念ながら塗膜を突破してしまいました。 どうも平面出しの精度が甘かったようです。 塗装は下地作りが大切ということを今一度思い知らされました。 段差も見られたので埋め~均しをしてもう一度吹き付けました。 乾燥中はベースの作業です。 昨日盛ったシーラーを均してからトップコート塗装しました。 この部分はいい感じです。 埋めた後はほぼ分からなくなりました。 こっちは段差が現れました。 均した時点ではわからなかったのですが… サンディングした後でもう一度吹き付ければ消えるかな? ただ、あまり厚く吹くと境目が現れそうな予感です。 黒い部分の塗装はホント難しいです。 今日の作業は以上です。 明日は月末なので大掃除をしてからの作業になります。