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月末大掃除とライナー接着

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午前中は予定通り大掃除をします。 自分の作業場から木くずやヤスリカスなどをポイしてキレイにしました♪ だがしかし、これは1時間もあれば終わるカンタンなお仕事です。 本番はオートプレーナーやスライドマルノコがある作業場。 機械を使った後はそのつど掃除しているがそれでも削って出た粉塵は置いてある木材の影に回り込みます。 後々利用するであろう乱雑に積み置かれた端材をどかし、木くずを掃き出し、端材を長さや形で整理していきました。 ほうきで掃くと舞い上がる粉塵。 マスクがなかったらかなりやばいことになっていたであろうこと必須でした。 髪に汗に木の粉がくっつき、メガネに粉がくっつき視界が薄っすらと白くなったところでお掃除タイム終了。 そのかいがあってだいぶスッキリした感じになりました。 お昼休憩後は通常作業に。 仮組みしたライナーを一旦解体して接着作業開始。 接着はやり直し出来ないし、接着剤が乾く時間内にやらないといけません。 事前に何回か頭の中でイメージして、その通りに作業しました。 結果、問題なく接着完了! クリップだらけのマイ・ギター。 乾燥時間中はバック板の中心に張る補強材を作成していました。 厚さ1.5mmに製材して形を切り出し、仕上げに角の面取りをして完成。 これをバック板に貼り付けるのですが、力木と交差する所は後から切断して剥がすため接着しないようマスキングを施しました。 そして接着。 接着後、上に重しでも置いて圧着するのかと思ってたら、それ用の治具があった。 竹をバネとして使ったもので、力木などの接着もこれで行うようです。 接着剤でヌルっと動かないようにうまく固定したところで作業時間終了。 明日はバック側のライナーを接着する予定ですぞ。

続続・ライナー作成

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切れ目の幅を広くする作業が残っていました (´・ω・`) 0.4のノコで入れた切れ目を0.6のノコで拡張します! これがなかなか難しいのです。 本当に軽くノコを引かないと引っかかってしまい上手く切れ目が広がらない。 そしてこの作業と同時に切れ目の深さをギリギリまで深くした。 こうしないとライナーが側板にフィットしづらく、下手するとパキっとなるとのこと。 朝から始めたこの作業が終わったのが終業30分前。 腰と腕が限界突破しそうな状態に (^_^;) 残りの30分で出来上がったライナーを仮組みして位置調整用の下書きをば。 明日は月末なので半日かけて大掃除をするらしいです。 うまく接着できたらいいなー。

続・ライナー作成

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ネット環境が一時使えなくなりましたが仮復活しました! 本格的には6月24日からですが。 ということで、先週からの続きでライナーの作成です。 ノコギリでまっすぐ、垂直に切るよい練習になりました。 半分以降はそのコツがつかめてけっこう綺麗に切れるように♪ 8mm間隔で切れ目を入れ終わった後は片側をカンナで落として、ヤスリがけして丸く。 これは見栄えをよくするためなので気楽に作業しました。 ようやく4本全ての切れ込みと角落としが終わったところで時間終了。 これで腰が痛くなる「ライナーに切れ目を入れる作業」は終わったんで肉体的には少し楽になるかな? 明日はこのライナーを接着する予定です!

バック板切り出し・ライナー作成

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実習5日目 まず、昨日ツルスベにしたバック板を切り出しました。 画像は裏面なのでツルスベではありませんが(´・ω・`) 切り出しは、仕上がりサイズより1cm大きいサイズに下書きして、それにそってノコギリで。 その後、力木(ちからぎ)を貼る位置の下書きをば。 ただ、今日は雨だったので力木の接着はナシ。 接着は湿度の影響が大きく影響するので力のかかる部分は晴れの日オンリーです! なので、側板とトップ板・バック板を接着する際のノリシロになるライナーの製作を始めました。 この4本の角材を17x6mmに製材します。 製材が終わったら3面に8mm間隔で線を引いていきます。 ライナーは既製品もあるのですが、今回はオールハンドメイドなので手作りです。 線が弾き終わったら、ノコで切れ目を入れていきます。 下部に1mm残して切るのがなかなか大変でした。 2本まとめて切れ目を入れていったのですが2/3くらいのところで終業時間となり続きは来週です。 週末はよく休んで、このところ続いている筋肉痛を癒やしたいところです (^_^;)

ネック&テールブロック作成、接着

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実習4日目 今日はネックブロックとテールブロックの作成→接着をして、乾かしている間にバック板を仕上げます。 ネックブロックは幅70x高33x奥81.7mmでトップ側の角度91.5度、バック側の角度94.5度。 テールブロックは幅70x高16x奥79.75mmでトップ側の角度90度、バック側の角度94.5度で作成しました。 角度を付けて切断する際はスライドマルノコを使います。 機械を水平方向から見てX軸方向に台が回転して角度がつけられたり、 丸のこ自体がZ軸上で回転して角度がつけられたりするイカスやつです。 が、小数点以下の角度がなかなか上手く合わず苦労しました (´・ω・`) 出来上がったブロックは型枠の曲面にぴったり接着できるように、型枠にサンドペーパーを貼り付けて削ります。 ネックブロックと型枠の中心がズレないように左右に添え木を置いて固定して、その間にブロックを挟む形でヤスってます。 ネックブロックは市販のものは2ピース構造ですが、わたしのものは1ピース。 こっちのほうがカンタンなので1台目は1ピースなのです。 ギター製作科の場合、2台目で2ピースのものを作成するそうです。 接着の終わったテールブロックです。 くっつける時は、接着剤が乾く前に位置を決めてFクランプ4本で固定するので素早く作業する必要があるのですが、わたしは焦ってしまい若干中心がずれてしましました (^_^;) テールの方は多少ズレても問題ないとのこと。 ただ、ネック側はなるべく正確にする必要がありました。 結果、この失敗を活かしてネックブロックの接着はバッチリ成功です♪ こちらは接着剤の乾燥中に仕上げたバック板。 作業中、ヤスリが目詰まりしてキズが付いてしまうというハプニングがありました。 しかし、きっちりリカバーすることができてツルツル・スベスベになりました! ツルスベなバック板に型枠をなぞって図を書き落とし、10mmくらい外側をノコでカットするのですが、今日はここでタイムアップ。 明日はこれを切ったり、ライナーを作ったりする予定です。

実習3日目

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今日の実習ではバック板をつくりました。 まずは製材です。 側板と同様にオートプレーナーで薄くしていきます。 バックとトップの厚さは3.1mmにする予定なので、ヤスリがけを考えてそれよりも若干厚めにしました。 ちなみに木材はスプルースです。 削りカスがかつお節みたいで美味しそうです♪ 製材が終わったら、型枠を使ってボディの図を書き、余分な部分を切り落とします。 通常トップとバックは2分割ですが、実習ということで4分割。 4枚の板を貼り合わせて1枚の板にするのです! 当然貼り合わせる面は垂直でまっ平らでないと強度がでないので、画像にあるアルミの角材にヤスリを貼ったもので丁寧にヤスリがけして面を出します。 窓ガラス上で光を透かしながら並べてみて隙間がないかチェックをしつつ、4枚全ての面取りが完了! これを接着剤でくっつけます。 くっつけると言っても専用の治具が必要です。 貼り合わせる面にボンドを塗り、治具の上に並べ、横から軽くクランプで押さえます。 その後、横からの力で板が浮かないように画像左上にあるくさびを打込んでからクランプを本締めします。 貼り合わせが終わり治具から取り出したのがこちら。 オートプレーナーにかけても厚みに若干の誤差があって段差になってるところがあります。 この段差をヤスリでならします。 ひたすらヤスリがけです。 ひたすらヤスリがけです。 ひたすらヤスリがけです。 なんだか悟りを開けそうになってきたところでタイムアップ。 けっこうスベスベになりましたが、まだ段差があるので明日もヤスリがけですね。

実習2日目

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昨日に引き続き側板の加工です。 ベンディングアイロンで曲げては濡らしをひたすら繰り返して片側が完成しました! わたしのイメージではそこそこ適当に曲げて、その後に型枠にはめてクセをつけるという感じでしたが違いました。 型枠にはめるのはあくまでも仕上げ。蒸らして曲げるのがメインでした (^_^;) 濡らしたまま型枠にはめるとすぐにカビるのでドライヤーで乾かしてからの固定です。 固定したらもう片方の曲げに入ります。 1つめで曲げのコツを掴んだようで、前回よりもだいぶ早く曲げ終わりました。 2つ目を固定したところで本日はタイムアップ。 ただの板がだんだんとギターの形になっていくのは楽しいです♪

ギターリペア始めます!

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はじめまして、二葉楽器のさとうです。 私は現在、愛知県のギタークラフト・リペア技術者養成学校「マザーランド」にてリペアを学んでいたりします。 というのも、来年からフレットすり合わせ・打ち直し、ネック折れ、打痕の修理などなど、今まで外注に出していたような修理も二葉楽器で行えるように! ここでは私が学んだことを(復習も兼ねて)書いていきたいと思います。 リペア科ではまずアコースティックギターを1台作成します。 オールハンドメイドなアコースティックギターです! 市販のオールハンドメイドギターというと手が出ないほどのお値段です! が、自分で作れば材料費のみ! ギター制作家の日比伸也先生が言うには、初めてのギターでもかなり鳴るものが出来るとのことなので今から楽しみです。 製作期間は順調にいって3ヶ月くらいかかるとのこと。 とにかくひたすら丁寧に、じっくりと作業していく所存です♪ 初日 側板の製材と曲げ ギターの型枠と側板用の木材です。 型はドレッドノートとトリプルオーからチョイスできたので、トリプルオーにしました♪ ちなみに側板はスプルースです。 側板用の木材は厚さが5mmくらいあり、このままでは厚すぎるので自動カンナ機(オートプレーナー)で2mmまで削ってあげました。 保存している時はある程度厚みがないと反りやねじれが起きてしまうので、製作時に製材するのが一般的だそうです。 製材した板に側板のテンプレートを使い、図を書いていきます。 書き終わったら線に沿って切り離し、2枚を両面テープでくっつけてヤスリがけ。 2枚がまったく同じ形になります。 側板を切り出したら次は曲げです。 側板に水を染み込ませ、ベンディングアイロンで温めて曲げていきます。 くびれの部分から曲げて、ここを基準に型枠と同じ形になるよう曲げます。 失敗するとパキッと折れたり、焦げついてしまったりするようです。 ここで初日は終了。 作業に没頭しているとあっという間に時間が過ぎます!