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角度付きすぎリトライ

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今日は2月最終日なので午前中は大掃除をしました。 掃除の後、依頼のあったピックアップ交換を済ませてから作業開始です。 といってもやったことはネックリセットの現状確認と今後の方針だけですが。 はい、ネック仕込み角付けすぎで失敗しました (T_T) 今回のネックリセットの目的は指板厚を変えずにサドル高を5mmにすることでした。 それがなんと、サドル高が10mmになってしまいました…。 原因は仮組してサドル高を確認したときにボルトをきっちり締めなかったことだと思われます。 というのも確認している最中、計測結果にバラツキがあったのです。 そしてもう一つの失敗は指板を接着した後にサドル高を確認しなかったことです。 もしここで失敗に気づいていればフレットを無駄にしないで済んでいたのに…。 めちゃめちゃヘコみますがこれも勉強、次につなげます。 ということで明日からもう一度最初からやり直します!

指板接着・フレット打込み

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弦を張るところまで行きました。 まずは指板を接着します。 1フレットと13フレットの溝に釘を刺して接着剤でヌルっと行かないようにします。 ゴムを巻きつけて固定するのでネック全体をマスキングしました。 14フレット以降はクランプで固定してます。 はみ出てきたタイトボンドを拭き取って乾燥へ。 乾燥後、残りのフレットを打込みました。 事前に溝を拡張したのでぴったり隙間なく出来ました♪ 最後にべべリングファイルで面取りして完了です。 弦を張れる状態になったので張ってみます。 弦高が予想以上に低くなってます。 ネックの仕込み角を大きくし過ぎた可能性が… (^_^;) とりあえず今日の作業はここまでです。 明日は2月最終日なので大掃除後の作業になります。

フレット打ち込み・溝調整

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フレット打込みで苦労しました。 溝が狭すぎたようで最後まで入らず。 定規の厚さがちょうど0.5mmなので差し込んで確認するも問題無し…。 強打すれば入る気がしますが黒檀の場合やりすぎると割れるので溝を拡張します。 ナット溝切り用の0.6mmヤスリで調整しつつ打込みました。 14フレット以降はこれでいい感じに打ち込めたので残りのフレットも調整します。 いきなり0.6mmはキツかったので5.5mmで拡げてから0.6mmで。 今日はこの作業だけで終わってしまいました。 明日は指板を接着して残りのフレットを打ち込む予定です。

指板接着準備

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指板を接着する下準備をしました。 昨日埋め込んだロッドの蓋の余分をサンディングして平面にします。 その後、隙間用の木片を接着しました。 隙間用の木片は1mmほど遊びを取ってあるので指板の角度と合わせながら面イチにしていきました。 ネックが若干順反りしていたので、それも矯正して接着準備終了です。 うまく角度調整できるか心配でしたが、いい感じで出来た気がします♪ 接着して均せばほぼ分からないくらいに仕上がりそうです。 ここで今日の作業は終了。 次回は14フレット以降を打ち込んでから指板を接着する予定です。

トラスロッド取付け

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補強の埋め木が接着出来たのでロッドを取付けました。 まず昨日埋め木した補強をネックと面イチにします。 1mmくらい飛び出ていたので80番で一気にサンディングしました。 次にロッドの溝を彫ります。 トリマーでキュイーンと掘りました。 ネックの角度が深くなった分、既存の溝も3mmほど掘り足しました。 ロッドを埋めて高さを測り蓋を作成して接着します。 この辺はギター製作での経験があるので特に問題もなくスムーズに進みました♪ このままではクランプの重みでネックが動いてしまうので横にして乾燥させます。 ここで今日の作業は終了です。 明日は蓋の飛び出している部分を面イチにして指板端の隙間に埋める木を取り付ける予定です。

ネック取付け

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隙間に入れる板を作成してネックを取付けました。 昨日アウトラインを書いた線の2mm外側を切り落とします。 後は指板に両面テープでくっつけてトリマーで削って整形完了です。 トップ板の上に置いて角度を見てみました。 角度が若干大きいですが接着後に平面出しをするので気にしません (^_^;) これで準備が整ったのでネックを取付けました。 乾燥中は、取り外す時に削った埋め木を作ります。 切り出したメイプルを実物合わせで調整していきました。 接着剤の水分で少し膨れるのでスッと入るくらいの大きさで作ります。 いい感じで調整出来たので接着しました。 後はロッドを入れる溝を掘って、ロッドを入れて蓋をします。 ここで今日の作業は終了です。 明日は角度調整用の板を貼り付けて平面出しをするところまで行けたらと思います。

角度修正

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ネックの仕込み角を修正しました。 ボディと接着する面をサンディングして角度を修正します。 ヒール部分についているネジがとっても邪魔でした。 これが無ければもうちょっと早く作業が終わったはずです。 ネックを仮組みして指板をのせてみました。 …指板端とトップ板の間に3ミリくらい隙間が出来てます (^_^;) 原因はトップ板が張力に負けてサウンドホールに向かってヘコんでいるためです。 以前付いていた指板もこれが原因で14フレットから角度が変わり、ヘの字になってました。 今回はこの隙間に木を埋め込んで修正します。 材は指板と同じ黒檀を使います。 とりあえず接着面の平面出しをします。 平面が出た後、取付ける指板の14フレット以降を描き写しました。 今日の作業はここまでです。 明日は描き写した線通りに削り出して角度を付けていく予定です。

ネック外し完了

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ようやくネックが外れました。 まずは埋め木された補強をトリマーで削ります。 接着面にドリルで穴を開けてスチームを流しました。 前回同様ヒールから力をかけるジグを取付けてやったのですが取れる気配なしです。 試しにスクレーパーを使ってみたらいい感じで刺さっていきネックを外すことが出来ました♪ あまり上手く取れてません。 合板の1層目がだいぶ剥がれました。 ここでスチームで取れなかった原因が判明しました。 このギター、以前にもネックの脱着が行われたようで、その際ネックの接着にエポキシ接着剤を使ったようです。 エポキシの接着力すごいです (^_^;) これでようやく次の作業へ移れます。 まずはネックの接着面を綺麗にしたり、剥がれたところを補修したりしました。 接着面のクリーニングをした後で仕込み角を測ると91度でした。 これを91.5度にして再接着する予定です。 今日の作業はこれで終了。 明日は補修の続きとネック角の調整をする予定です。

指板剥がし・ネック外し

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指板が完成したので古い指板を剥がしました。 ラバーヒーターで温めつつスクレーパーで剥がしていきます。 前回はネックの繊維をごっそりと剥ぎ取ってしまいましたが今回は成功です♪ 次はいよいよネック外しです。 が、このギターは通常のタブテールと違うレアケースでした。 差込口が無くネックとネックブロックが埋め木で補強され、ヒール部分がボディ内側からボルトで留めてあります。 上手くいくかどうか分かりませんがとりあえずスチームで外すやり方でやってみます。 14フレットの位置にスチームを入れる穴をドリルで空けました。 ギターにはネックを外す方向に力をかけるジグを取付けます。 エスプレッソマシンにスチューマックのゴムパイプを繋いだものです。 ドリルで空けた穴にスチームを入れていきました。 が、埋め木の補強材が強すぎて上手く外れず (T_T) トラスロッドを外して補強材を削る方法に切り替えました。 ダブテールだったらスチームで普通に取れたとのことです。 トラスロッドを外しました。 ここで今日は時間終了です。 次回は補強材を削って、今度こそネックを外したいと思います。

指板完成・フレット除去

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まずは昨日の続きで指板のR付けを仕上げます。 220→360→600番で表面を整えました。 これでようやくサイドのポジションマークを埋められます。 旋盤で穴を開けて埋め込みました。 R付けはこれで完了なので浅くなったフレット溝の調整をします。 20本もあるのでなかなか時間がかかる作業でした。 サウンドホールのアウトラインを書くためにフレットを除去します。 チップがでないようにレモンオイルを染み込ませ、温めつつクイキリで外します。 上手く外せました♪ 指板の上にNEW指板を重ねてサウンドホールの輪郭を書き込みます。 ホールの内側からなので短い鉛筆じゃないと上手く書き込めません (^_^;) この線から5mmくらい余裕を持って電動糸鋸でカットします。 本当は2mmくらいにしたいのですがまだ思い通りにカット出来ないので多めに余分をとってあります。 画像にある溝は練習で切ったやつだったりします。 切れました! 切り口が汚いですがサンディングするので問題ありません。 表面をスチールウールで磨いて指板完成です。 以前黒檀で指板を作った時よりもずっといい出来です♪ サイド部分は接着後にすり合わせるのでノータッチだったりします。

指板R付け

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昨日の残りのフレット溝切りを終わらせてR付けをしました。 ジグ無しでやった以前のものに較べて格段に精度が上がりました♪ 予定だとこれで指板作成終了でしたが、R付けを忘れていました。 ということで14インチRのブロックを使ってサンディングしていきます。 R付けは左右均等に削るのが難しかったりします。 80番から始めて120番までかけ終わりました。 明日は指板を仕上げて、今度こそ指板取外し作業に入りたいと思います。

フレット溝切り

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フレットの溝を切りました。 今回はマイターボックスを使います。 フレット溝切りは垂直・直線・深さ、を気にしながら切るという難しい作業です。 しかも黒檀はとても硬く欠けやすい木材で、以前同じ作業をした時はいまいちな出来でした。 マイターボックスを使うのは初めてなので納得の行くまで練習をします。 木材を動かないようにしっかり固定するといい感じで切れました♪ 12フレットまで切ったところで時間終了です。 やっぱり黒檀はノコギリが重くなって手にマメが何箇所かできてしまいました。 明日は溝切りを終わらせてフレットを除去する予定です。

指板作成

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ネックリセット後に接着する指板を作成します。 その前に配線修理用のパーツが届いたので新しいものに交換しました。 今回は初期不良じゃなかったのですんなりと修理することができました♪ 弦高が6弦3mmと高かったので2mmに合わせて修理完了です。 さて、指板作成です。 前回書いたアウトラインより2mmくらい外側をノコギリでカットしました。 残っている部分はトリマーで削ります。 ガイドの木を両面テープで固定して削り落としました。 そこへフレットの位置を書き込みます。 フレット音痴にならないように慎重に (^_^;) 書き終えたのでポジションマークを入れていきます。 ボール盤で直径6mm、深さ2mmの穴を開けました。 接着剤を流し込んでポジションマークを差込みます。 今日の作業はここまでです。 明日はサイドのポジションマークを入れてフレットの溝を切っていく予定です。

作業開始

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ネックリセットの工程を把握できた感じなので作業に入りました。 今回の目的は指板厚を変えずネック角調整のみでサドル高を5mm程度にすることです。 現在サドル高は3mmで弦高が6弦3.3mmの状態です。 これをサドル高5mmの弦高6弦2.5mmくらいを狙います。 計算したところ現在の角度に0.5度加えればちょうどいい感じになるはずです。 指板を作成します。 まずは製材して厚さ調整するのですがうねっていて上手く行きそうにありません。 なので最初に底面になる方をサンディングで平面出ししてから製材しました。 その後中心線を出して指板のアウトラインを書き込みます。 ここで今日は時間終了です。 明日はアウトラインに沿って切り出していく予定です。